ひかり、たゆたう幻影
千切れそうな心の糸を
くるくるとつないでみる
尖ってしまう心の塊を
ぐるぐるとまるめてみる
なんとか必死につないでまるめて
失敗しても もう一回って 何度も
つないではまるめてをくり返し くり返す
それでも千切れては空を切って
いびつな形もずっとそのままで
初めからそうだったみたいな様相
いつまでも いつまでも 心に棲み続ける
糸だと思ってたもの
それは光の線
どんなに繋ごうとしても繋げない
尖って見えてたもの
それは揺らめき
水面に浮かぶ月のように掴めない
ひかり かげる たゆたう模様
いつもの 実態のない 影絵遊び